映画化&ドラマ化した東野圭吾の実写版の人気ランキングと一覧まとめ

映画・ドラマ

東野圭吾は、1985年『放課後』で江戸川乱歩賞を受賞してデビューし、1999年『秘密』で日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で直木賞を受賞した日本を代表するミステリー作家です。

自作の映像化に関して大幅な脚色にも寛容であり、そのため映像化作品が非常に多い作家として知られています。映画好きで映画監督になりたかったこともあり、自作の映像化には積極的な姿勢を見せています。

本記事では、2026年現在までに映画化・ドラマ化された東野圭吾作品を人気ランキング形式でご紹介します。

  1. 東野圭吾実写化作品人気ランキングTOP10
    1. 1位:容疑者Xの献身(2008年・映画)
    2. 2位:白夜行(2006年・ドラマ、2011年・映画)
    3. 3位:ガリレオ(2007年・ドラマ、2013年・ドラマ第2期)
    4. 4位:新参者(2010年・ドラマ)
    5. 5位:流星の絆(2008年・ドラマ)
    6. 6位:ナミヤ雑貨店の奇蹟(2017年・映画)
    7. 7位:真夏の方程式(2013年・映画)
    8. 8位:手紙(2006年・映画)
    9. 9位:さまよう刃(2009年・映画)
    10. 10位:秘密(1999年・映画、2010年・ドラマ)
  2. ガリレオシリーズの映像化作品
    1. 容疑者Xの献身(2008年・映画)
    2. 真夏の方程式(2013年・映画)
    3. 沈黙のパレード(2022年・映画)
    4. ガリレオスピンオフ作品
  3. 加賀恭一郎シリーズの映像化作品
    1. 新参者(2010年・ドラマ)
    2. 赤い指(2011年・スペシャルドラマ)
    3. 麒麟の翼 劇場版・新参者(2012年・映画)
    4. 祈りの幕が下りる時(2018年・映画)
    5. 眠りの森(2014年・ドラマスペシャル)
  4. その他の人気映像化作品
    1. マスカレード・ホテル(2019年・映画)
    2. マスカレード・ナイト(2021年・映画)
    3. ゲームの名は誘拐(2003年・映画、2024年・ドラマ)
    4. 変身(2005年・映画、2014年・ドラマ)
    5. レイクサイド(2005年・映画)
    6. 天空の蜂(2015年・映画)
    7. 浪花少年探偵団(2012年・ドラマ)
    8. 危険なビーナス(2020年・ドラマ)
  5. 海外での映像化作品
    1. 韓国版・白夜行(2009年・映画)
    2. 韓国版・さまよう刃(2014年・映画)
    3. 韓国版・容疑者X(2012年・映画)
    4. 中国版・ナミヤ雑貨店の奇蹟(2017年・映画)
    5. フランス版・秘密(2007年・映画)
  6. 2020年代の新作映像化
    1. ある閉ざされた雪の山荘で(2024年・映画)
    2. ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人(2025年・映画)
    3. クスノキの番人(2026年・映画)
    4. 白鳥とコウモリ(2026年9月4日公開予定・映画)
  7. まとめ

東野圭吾実写化作品人気ランキングTOP10

1位:容疑者Xの献身(2008年・映画)

2008年に西谷弘監督、福山雅治主演で映画化されたガリレオシリーズの傑作。原作は2005年に出版され、第134回直木賞をはじめ、「このミステリーがすごい!2006」「本格ミステリ・ベスト10 2006年版」など5冠を達成したベストセラーです。

科学的な観点から事件解決に導く物理学者・湯川学を福山雅治が演じ、殺人事件のキーパーソンとなる大学時代の友人・石神を堤真一が演じています。石神の完璧な犯罪計画と、友情・そして愛。様々な想いが交錯する結末に多くの観客が涙しました。

堤真一と松雪泰子の演技が素晴らしく、いつ見ても涙が出そうになる鉄板の名作として、一番映像化に成功した作品と評価されています。日本のみならず、韓国・中国でも映画化され、さらに舞台化もされている人気作品です。

2位:白夜行(2006年・ドラマ、2011年・映画)

1999年に刊行された同名小説が原作。父を殺した少年と母を殺した少女の、14年間の愛の軌跡を描く大河ドラマです。

2006年のドラマ版は山田孝之・綾瀬はるか主演で、「世界の中心で、愛をさけぶ」コンビが大きな話題となりました。子役2人(福田麻由子・泉澤祐希)の演技力が異常に高く、「歴代ドラマの第1話の中でトップレベル」と評価されています。

2011年の映画版は深川栄洋監督で、堀北真希・高良健吾主演。映画は原作により忠実に描かれており、ドラマ・映画そして原作とすべてが楽しめるヒット作品となっています。

暗鬱とした世界観と美少女、歪んだ深い愛情、まさに東野作品という感じで印象深い作品です。2005年には舞台化、2009年には韓国でも映画化されました。

3位:ガリレオ(2007年・ドラマ、2013年・ドラマ第2期)

福山雅治演じるガリレオこと天才物理学者・湯川学と、柴咲コウ演じる新米女性刑事・内海薫が、科学の力を使って怪事件を解決していくストーリー。

2007年の第1期ドラマは平均視聴率21.9%、最高視聴率24.7%を記録する大ヒット。福山雅治と柴咲コウのユニット「KOH+」による主題歌「KISSして」も大ヒットしました。

2013年の第2期「ガリレオII」では、湯川の相棒が吉高由里子演じる岸谷美砂に変更。新たなコンビで難事件に挑みました。

科学的な視点から事件を解決する斬新な設定と、福山雅治の魅力的なキャラクター造形が視聴者を魅了。東野圭吾の映像化作品の中でも最も成功したシリーズの一つです。

4位:新参者(2010年・ドラマ)

阿部寛主演で加賀恭一郎シリーズをドラマ化。日本橋人形町を舞台に、転任してきた刑事・加賀恭一郎が殺人事件の真相に迫ります。

下町の人情と本格ミステリーが融合した作品で、阿部寛の温かみのある演技が高く評価されました。平均視聴率は14.8%を記録し、続編やスペシャルドラマ、映画化へと続く人気シリーズとなりました。

2011年にスペシャルドラマ「赤い指」、2012年に映画「麒麟の翼 劇場版・新参者」が制作され、加賀恭一郎役の阿部寛は東野圭吾作品を代表する俳優となっています。

5位:流星の絆(2008年・ドラマ)

二宮和也、錦戸亮、戸田恵梨香主演のドラマ。両親を殺された3兄妹が、犯人への復讐を誓いながら成長し、真相に迫る物語です。

平均視聴率16.6%、最終回は22.6%を記録する大ヒット。宮藤官九郎が脚本を担当し、シリアスなストーリーの中にコメディ要素を巧みに織り交ぜた傑作となりました。

兄妹の絆と復讐心、そして意外な真相が明かされる展開が視聴者を魅了。東野圭吾原作でありながら、ドラマオリジナルの要素も多く加えられた作品です。

6位:ナミヤ雑貨店の奇蹟(2017年・映画)

2012年に刊行された長編ファンタジーを廣木隆一監督が映画化。山田涼介主演で、過去と現在を結ぶ不思議な雑貨店を舞台にした感動作です。

脇を固めるのは西田敏行、村上虹郎、寛一郎、尾野真千子ら実力派キャスト。「東野圭吾史上最も泣ける感動作」と言われ、第41回日本アカデミー賞の優秀作品賞他、数々の賞を受賞しました。

2013年・2016年に舞台化、2017年・2020年にはミュージカル化されるなど、演劇とも非常に相性の良い作品です。中国でも2017年に映画化されています。

7位:真夏の方程式(2013年・映画)

2011年に刊行された同タイトルの小説が原作。福山雅治主演ドラマ「ガリレオ」の劇場版第2弾として西谷弘監督により映画化されました。

本作のテーマは「科学技術と自然の共存」。海の街を舞台にガリレオ・湯川が事件の真相に挑みます。福山雅治のほか、吉高由里子、北村一輝、杏らが出演。

湯川の相棒刑事は柴咲コウ演じる内海薫から、吉高由里子演じる岸谷美砂に変更。『容疑者Xの献身』から約5年ぶりの劇場版として、興行収入33.1億円を記録する大ヒットとなりました。

8位:手紙(2006年・映画)

犯罪加害者の家族を描いた社会派ドラマ。2006年に生野慈朗監督、玉山鉄二・山田孝之主演で映画化されました。

兄の犯した強盗殺人により、「犯罪者の弟」というレッテルを貼られた青年の苦悩と成長を描いています。弟を演じた山田孝之、兄を演じた玉山鉄二の真に迫った演技が高く評価されました。

2008年には亀梨和也主演でドラマ化もされており、犯罪加害者の家族が直面する差別や偏見を真摯に描いた作品として高い評価を得ています。

9位:さまよう刃(2009年・映画)

2009年に益子昌一監督、寺尾聰主演で映画化。少年犯罪にスポットを当てた社会派ドラマです。

最愛の娘を未成年者に殺された被害者の父親が、法律では裁けない少年たちに自ら復讐する物語。裁判員制度と切り離せない問題に鋭く切り込んでいます。

寺尾聰が最愛の娘を殺された被害者の苦悩と復讐を体現し、「正義とは何か?」を問いかける作品として話題となりました。2019年には竹野内豊主演でドラマ化もされています。

10位:秘密(1999年・映画、2010年・ドラマ)

1999年の日本推理作家協会賞受賞作。妻と娘がバス事故に遭い、妻の脳が娘の体に入ってしまうという衝撃的な設定の物語です。

1999年の映画版は広末涼子主演で、妻と娘が入れ替わった状況での家族の葛藤を描きました。2010年のドラマ版は志田未来主演で、母親の脳が入った娘の成長を描いています。

完璧な犯罪は現実的には無理だけど、最後まで分からないストーリーの見事さが高く評価されています。フランスでも映画化され、デヴィッド・ドゥカヴニー主演で制作されました。

ガリレオシリーズの映像化作品

容疑者Xの献身(2008年・映画)

シリーズ初の劇場版。興行収入49.2億円を記録する大ヒットとなり、東野圭吾作品の映像化の中でも最高傑作と評価されています。

真夏の方程式(2013年・映画)

劇場版第2弾。興行収入33.1億円を記録し、海を舞台にした事件と環境問題を絡めた社会派ミステリーとして高い評価を得ました。

沈黙のパレード(2022年・映画)

劇場版第3弾。柴咲コウが14年ぶりに内海薫役で復帰し、秋祭りのパレード中に発生した怪死事件の謎に迫ります。

ガリレオスピンオフ作品

「ガリレオXX 内海薫最後の事件 愚弄ぶ」(2013年)は柴咲コウ主演のスピンオフドラマ。内海刑事が最後の怪事件に挑む姿を描いています。

加賀恭一郎シリーズの映像化作品

新参者(2010年・ドラマ)

阿部寛主演で日本橋人形町を舞台にした人情ミステリー。平均視聴率14.8%を記録する人気シリーズとなりました。

赤い指(2011年・スペシャルドラマ)

新参者の続編として制作されたスペシャルドラマ。家族の絆と加賀恭一郎の推理が光る作品です。

麒麟の翼 劇場版・新参者(2012年・映画)

加賀恭一郎シリーズの劇場版。阿部寛主演で、日本橋を舞台にした殺人事件の真相に迫ります。

祈りの幕が下りる時(2018年・映画)

阿部寛主演の加賀恭一郎シリーズ映画第2弾。加賀の過去と事件が結びつく感動作として高い評価を得ました。

眠りの森(2014年・ドラマスペシャル)

ブラックスワンの異名を持つバレエダンサーを演じた石原さとみと、阿部寛の共演が話題となった作品です。

その他の人気映像化作品

マスカレード・ホテル(2019年・映画)

木村拓哉・長澤まさみ主演で、高級ホテルを舞台にした連続殺人事件を描いたミステリー。2010年代に入って東野圭吾が新たにスタートしたシリーズの映画化です。

木村拓哉が刑事、長澤まさみがホテルのフロントクラークを演じ、潜入捜査の中で事件の真相に迫ります。興行収入46.4億円を記録する大ヒットとなりました。

マスカレード・ナイト(2021年・映画)

マスカレード・ホテルの続編。木村拓哉・長澤まさみが再び共演し、ホテルを舞台にした新たな事件に挑みます。

ゲームの名は誘拐(2003年・映画、2024年・ドラマ)

2003年の映画版は藤木直人・仲間由紀恵主演で、狂言誘拐を成功させた男女が運命に裏切られていく様をスリリングに描きました。

2024年のドラマ版は亀梨和也主演で全4話で放送。広告代理店のプランナーが誘拐ゲームに挑む姿を描いています。

変身(2005年・映画、2014年・ドラマ)

脳移植により別人に支配されていく男の苦悩と最愛の人への愛を描いた医療サスペンス。

2005年の映画版は玉木宏主演、2014年のドラマ版は神木隆之介・二階堂ふみ主演で制作されました。人格が次第に変化していく難役を演じた俳優陣の熱演が光ります。

レイクサイド(2005年・映画)

青山真治監督が東野圭吾の小説を映画化した異色のミステリー。お受験対策の親子合宿に参加した3組の夫婦が遭遇する恐怖を大胆不敵な構成と展開で描きます。

大島渚監督の「日本の夜と霧」をも想起させる求心力のある密室劇として高く評価されました。

天空の蜂(2015年・映画)

江口洋介と本木雅弘共演の社会派大作。東日本大震災以降「未来を予知していた」とも言われる小説を映画化し、原発の安全神話というタブーに挑みました。

浪花少年探偵団(2012年・ドラマ)

多部未華子主演で、大阪を舞台に小学生探偵団と教師が事件を解決するコメディミステリー。東野圭吾作品の中では珍しいライトタッチの作品です。

危険なビーナス(2020年・ドラマ)

妻夫木聡主演で、失踪事件をきっかけに巨額の遺産を巡る謎に挑むミステリー。独身の獣医の前に突然現れた「弟の妻」と名乗る美女との奇妙な関係を描いています。

海外での映像化作品

韓国版・白夜行(2009年・映画)

韓国で映画化された「白夜行 -白い闇の中を歩く-」は、日本版と比べて描写に遠慮がなく、日本ではR18指定映画となっています。

韓国版・さまよう刃(2014年・映画)

バイオレンス描写に容赦のない韓国映画らしい作りとなっており、最愛の娘を殺した少年グループへの復讐に燃える父親と、この事件を追う刑事の奔走を通して、法律や正義のあり方を問いかけています。

韓国版・容疑者X(2012年・映画)

「容疑者X 天才数学者のアリバイ」として韓国で映画化。韓国ならではのエモーショナルなムードで描かれています。

中国版・ナミヤ雑貨店の奇蹟(2017年・映画)

「ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-」として中国で映画化。原作と日本版を踏襲しつつも独自のアレンジを加えています。

フランス版・秘密(2007年・映画)

ヴァンサン・ペレーが監督し、デヴィッド・ドゥカヴニー主演で制作されたフランス映画。東野圭吾作品の国際的な人気を示す作品となっています。

2020年代の新作映像化

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年・映画)

重岡大毅主演で、映像化不可能といわれた傑作小説が出版から30年を経て映画化。招待状で集められた7人の役者たちが架空のシナリオを使った主演舞台の最終選考を行う中で、不可思議な事態に遭遇します。

中条あやみ、岡山天音、西野七瀬、堀田真由、森川葵、間宮祥太朗ら若手実力派俳優が集結しました。

ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人(2025年・映画)

2025年公開の最新作。東野圭吾の新たなミステリー小説を映画化した作品です。

クスノキの番人(2026年・映画)

2026年公開予定の最新映画化作品。楠木の下で起こる不思議な出来事を描いたファンタジーミステリーです。

白鳥とコウモリ(2026年9月4日公開予定・映画)

2026年9月4日公開予定の最新作。弁護士・白鳥と刑事・加賀の対決を描いた作品です。

まとめ

東野圭吾の作品は、『容疑者Xの献身』『白夜行』『ガリレオ』『新参者』など、映画・ドラマ共に数多くヒット作を生み出しています。福山雅治のガリレオシリーズ、阿部寛の加賀恭一郎シリーズなど人気俳優による映像化が成功し、日本国内だけでなく韓国・中国・フランスなど海外でも映像化されるなど、国際的な人気を誇ります。科学的推理からヒューマンドラマ、社会派作品まで幅広いジャンルで高い評価を獲得し、2026年現在も新作の映像化が続いている日本を代表するミステリー作家です。

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