【平成版】刑事ドラマや映画が似合う刑事役俳優の人気ランキングと一覧まとめ

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平成時代(1989年〜2019年)は、日本の刑事ドラマが大きく進化した時代でした。昭和の『太陽にほえろ!』『西部警察』といったハードボイルド路線から、平成に入ると『古畑任三郎』『踊る大捜査線』『相棒』など、知的な推理やリアルな警察組織を描く作品が主流となりました。

特に平成を代表する刑事ドラマは、1994年放送開始の『古畑任三郎』、1997年放送開始の『踊る大捜査線』、2000年放送開始の『相棒』の3作品です。株式会社CMサイトが30代以上の男女9,700名を対象に実施した「平成に流行った『懐かしの名作ドラマ』ランキング」(2024年11月発表)でも、これらの作品が上位を占めました。

本記事では、平成に放送が始まった刑事ドラマ・映画を中心に、刑事役が似合う俳優の魅力を徹底解説します。

平成の刑事役が似合う俳優人気ランキングTOP10

1位:田村正和(古畑任三郎)

平成を代表する刑事役俳優として、田村正和さんが1位に輝きました。

1994年放送開始の『古畑任三郎』で、警視庁捜査一課の殺人事件担当・古畑任三郎を演じました。1996年には視聴率34.4%という驚異的な数字を記録し、国民的大人気刑事ドラマとなりました。

1943年8月1日生まれ、京都府出身(2021年4月3日逝去)。完全犯罪を仕組んだ犯人を頭脳で追い詰めていく姿に国民が夢中になりました。脚本は三谷幸喜氏が担当し、中森明菜、堺正章、笑福亭鶴瓶、明石家さんま、SMAP、イチローら有名人が犯人役を務めたことも話題となりました。

「心理描写や犯人との駆け引きが面白い」「キャストがとてつもなく毎度、豪勢なのと、作風自体も当時としては斬新だった」という声が寄せられています。

2位:織田裕二(踊る大捜査線)

織田裕二さんは、1997年放送開始の『踊る大捜査線』で青島俊作を演じ、平成を代表する刑事役俳優となりました。

1967年12月13日生まれ、神奈川県出身。脱サラして警察官となった異色の設定で、臨海副都心台場にある湾岸警察署を舞台に、捜査する刑事たちの人間模様や階級社会で生きるサラリーマンとしての姿を描きました。

初回放送時の平均視聴率は18.2%を記録。「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」などの名言が生まれ、カーキ色のモッズコートをはためかせて現場を駆け回る姿が印象的でした。

連続ドラマだけでなく、映画も大ヒット。2012年の『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』まで15年間にわたってシリーズが続きました。

3位:水谷豊(相棒)

水谷豊さんは、2000年放送開始の『相棒』シリーズで杉下右京を演じ、25年以上続く長寿シリーズの主演を務めています。

1952年7月14日生まれ、北海道出身。抜群の頭脳の持ち主でありながら警視庁で厄介者扱いをされている杉下右京のために設けられた窓際部署「特命係」の係長を演じました。

相棒役は、亀山薫(寺脇康文)、神戸尊(及川光博)、甲斐享(成宮寛貴)、冠城亘(反町隆史)と代わり、2022年のシーズン21より亀山薫が復帰。2025年4月時点でシーズン23まで放送される長寿シリーズとなっています。

鋭い洞察力で事件の真相に迫り、優雅で穏やかな雰囲気の右京さんが事件の最後に犯人を一喝する姿がかっこいいと評価されています。

4位:柳葉敏郎(踊る大捜査線)

柳葉敏郎さんは、『踊る大捜査線』でエリート官僚・室井慎次を演じ、織田裕二さんとの名コンビで人気を博しました。

1961年1月3日生まれ、秋田県出身。本庁のキャリア官僚として、所轄の刑事たちとの衝突を描き、警察組織の階級社会をリアルに表現しました。

2024年には室井慎次を主人公とした映画『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』が公開され、12年ぶりとなる『踊る大捜査線』シリーズの新作として話題を呼びました。

5位:篠原涼子(アンフェア)

篠原涼子さんは、2006年放送開始のドラマ『アンフェア』で破天荒な女刑事を演じ、女性刑事役の新境地を開きました。

1973年8月13日生まれ、群馬県出身。犯人を射殺した過去からプライベートをマスコミに書き立てられたり、市民団体から抗議を受けるなど、普通ではない女刑事を魅力的に演じました。

連続ドラマだけでなく、スペシャルドラマ4作、映画3作が製作される人気シリーズに。思わず「嘘でしょ?!」と叫びたくなるような裏切りや展開が続くスリリングなミステリー作品として人気を博しました。

6位:寺脇康文(相棒)

寺脇康文さんは、『相棒』で初代相棒・亀山薫を演じ、水谷豊さんとの名コンビで人気を博しました。

1961年12月8日生まれ、大阪府出身。熱血漢の亀山薫として、杉下右京とバディを組み、さまざまな事件を解決していく名コンビとなりました。

2008年にシリーズを卒業しましたが、2022年のシーズン21で復帰し、再び右京とのコンビを見せています。

7位:戸田恵梨香(SPEC)

戸田恵梨香さんは、2010年放送開始のドラマ『SPEC』でIQ201の変人刑事を演じました。

1988年8月17日生まれ、兵庫県出身。未詳事件特別対策係(通称、ミショウ)に配属された天才刑事として、加瀬亮さん演じる元SITの肉体派刑事とのコンビで特殊能力を持つスペックホルダーが巻き起こす事件を解決していきます。

スペシャルドラマに加え、完結編となる劇場版も前/後編で製作される人気シリーズとなりました。

8位:竹内結子(ストロベリーナイト)

竹内結子さんは、2010年のスペシャルドラマを経て2012年に連続ドラマ化された『ストロベリーナイト』で女性刑事を演じました。

1980年4月1日生まれ、埼玉県出身(2020年9月27日逝去)。カッコいい竹内結子さんが見られる刑事ドラマとして人気を博し、長い黒髪にスーツ姿で走っている姿が決まっていると評されました。

西島秀俊さん演じる菊田との関係もお互い信頼し合っているけど、昔の事件のせいで踏み込めないもどかしさも見所でした。

9位:反町隆史(相棒)

反町隆史さんは、『相棒』で4代目相棒・冠城亘を演じています。

1973年12月19日生まれ、埼玉県出身。2015年のシーズン14から登場し、杉下右京の新しい相棒として活躍しています。

10位:小栗旬(BORDER)

小栗旬さんは、2014年のドラマ『BORDER』で事件で死んだ人間が幽霊として見えるようになった刑事を演じました。

1982年12月26日生まれ、東京都出身。被害者の無念を晴らすため助言を元に事件を解決していく、従来の刑事ドラマとは異なった観点でストーリーが進む作品として評価されました。

平成の刑事ドラマの特徴

知的な推理重視

平成の刑事ドラマは、昭和のアクション重視から知的な推理重視へと変化しました。

『古畑任三郎』は完全犯罪を仕組んだ犯人を頭脳で追い詰めていく倒叙ミステリーの形式を取り、『相棒』では鋭い洞察力で事件の真相に迫る姿が描かれました。

リアルな警察組織の描写

『踊る大捜査線』では、警察機構を会社組織に置き換え、署内の権力争いや本店(警視庁)と支店(所轄署)の綱引きなどをリアルに描きました。

刑事のことを「デカ」ではなく「捜査員」と呼ぶ、加害者のことを「ホシ」ではなく「被疑者」と呼ぶなど、現実の警察組織と近い業務形態や実情を採用した作風が特徴的でした。

長期シリーズ化

『相棒』は2000年から25年以上続く長寿シリーズとなり、『古畑任三郎』『踊る大捜査線』も映画化やスペシャルドラマが制作されるなど、長期シリーズ化が平成の刑事ドラマの特徴となりました。

バディもの(相棒もの)の確立

『相棒』の成功により、2人の刑事がコンビを組んで事件を解決する「バディもの」が平成の刑事ドラマの主流となりました。

対照的なキャラクター同士が組むことで、従来にない化学反応が生まれ、視聴者を魅了しました。

平成の名作刑事ドラマ

古畑任三郎(1994年〜)

田村正和主演。警視庁捜査一課の殺人事件担当・古畑任三郎が完全犯罪を仕組んだ犯人を頭脳で追い詰めていく倒叙ミステリー。

脚本は三谷幸喜。連続ドラマ3シリーズと「古畑任三郎ファイナル」「古畑中学生」などスペシャルが放送されました。1996年には視聴率34.4%を記録し、平成を代表する刑事ドラマとなりました。

踊る大捜査線(1997年〜)

織田裕二主演。湾岸警察署を舞台に、脱サラして刑事となった青島俊作の活躍を描く。

1997年の連続ドラマ放送開始から2012年の映画『THE FINAL 新たなる希望』まで15年間続いた人気シリーズ。警察組織の階級社会をリアルに描き、「事件は会議室で起きてるんじゃない!」などの名言が生まれました。

相棒(2000年〜)

水谷豊主演。警視庁特命係の杉下右京と歴代の相棒が難事件を解決していく長寿シリーズ。

2000年から25年以上続き、2025年4月時点でシーズン23まで放送。初代相棒の亀山薫(寺脇康文)、2代目の神戸尊(及川光博)、3代目の甲斐享(成宮寛貴)、4代目の冠城亘(反町隆史)と相棒が代わりながら続いています。

アンフェア(2006年〜)

篠原涼子主演。破天荒な女刑事が事件に体を張って立ち向かう姿を描く。

連続ドラマ、スペシャルドラマ4作、映画3作が製作される人気シリーズに。思わず「嘘でしょ?!」と叫びたくなるような裏切りや展開が続くスリリングなミステリー作品です。

SPEC(2010年〜)

戸田恵梨香主演。特殊能力を持つスペックホルダーが巻き起こす事件を描くSF刑事ドラマ。

IQ201の変人刑事(戸田恵梨香)と元SITの肉体派刑事(加瀬亮)のコンビが絶妙。スペシャルドラマ、劇場版も製作され、堤幸彦監督の独特の演出が話題を呼びました。

ストロベリーナイト(2010年〜)

竹内結子主演。女性刑事・姫川玲子の活躍を描く誉田哲也原作の刑事ドラマ。

2010年のスペシャルドラマを経て2012年に連続ドラマ化。西島秀俊演じる菊田との関係も見所で、凶悪事件を多く取り扱った見ごたえのある作品として評価されました。

BORDER(2014年)

小栗旬主演。事件で死んだ人間が幽霊として見えるようになった刑事が、被害者の無念を晴らすため事件を解決していく。

従来の刑事ドラマとは異なった観点でストーリーが進むのが魅力。スペシャル版だけでなく連ドラで2期やってほしかったという声が多数寄せられました。

平成の刑事役俳優に求められた要素

知性と洞察力

平成の刑事ドラマでは、アクションよりも知的な推理が重視されました。

田村正和の古畑任三郎、水谷豊の杉下右京のように、鋭い洞察力で犯人を追い詰める演技が求められました。

リアルな人間味

『踊る大捜査線』の青島俊作のように、階級社会で生きるサラリーマンとしての悩みや葛藤を描くことで、視聴者が共感できる人間味が求められました。

バディとの化学反応

相棒ものが主流となったことで、バディ役との化学反応が重要視されました。

水谷豊と寺脇康文、織田裕二と柳葉敏郎、戸田恵梨香と加瀬亮など、対照的なキャラクター同士が組むことで生まれる魅力が評価されました。

長期シリーズを支える演技力

『相棒』のように25年以上続くシリーズでは、視聴者を飽きさせない演技力が求められました。

キャラクターの成長や深化を長期的に描く必要があり、俳優の持続的な演技力が試されました。

平成の刑事ドラマの社会的影響

台場の知名度向上

『踊る大捜査線』は台場にある架空の警察署・湾岸署を舞台にしたことで、台場の知名度を一気に上げました。

1997年のフジテレビ移転と同時に放送開始され、台場のイメージアップに大きく貢献しました。

連続ドラマの映画化ブームの先駆け

『踊る大捜査線』の映画化成功は、連続ドラマの映画化ブームの先駆けとなりました。

フジテレビは「連ドラ→映画化」に力を注ぎましたが、興行収入で『踊る大捜査線』を超えることはできず、同作品の快挙はある種のレジェンドとなっています。

倒叙ミステリーの普及

『古畑任三郎』の成功により、最初に犯人が分かっている倒叙ミステリーの形式が日本でも広く受け入れられるようになりました。

犯人との心理的な駆け引きを楽しむという新しい刑事ドラマの楽しみ方が定着しました。

バディもの文化の確立

『相棒』の大成功により、2人の刑事がコンビを組む「バディもの」が日本の刑事ドラマの定番となりました。

対照的なキャラクター同士の掛け合いを楽しむという文化が定着しました。

平成から令和へ:刑事ドラマの進化

SF要素の導入

平成後期には『SPEC』『BORDER』など、SF要素を取り入れた刑事ドラマが登場しました。

特殊能力や幽霊が見えるといった設定により、従来の刑事ドラマとは異なる新しい魅力が生まれました。

女性刑事の活躍

篠原涼子の『アンフェア』、竹内結子の『ストロベリーナイト』など、女性が主役の刑事ドラマが増加しました。

男性とは異なる視点や感性で事件を解決していく姿が、新しい魅力を生みました。

配信サービスでの展開

平成後期から令和にかけて、Netflix、Hulu、Amazonプライム・ビデオなどの配信サービスで、平成の名作刑事ドラマが視聴可能になりました。

地上波放送後も長く楽しめる作品として、新しい世代のファンを獲得しています。

まとめ

平成の刑事役が似合う俳優ランキングは、1位:田村正和(古畑任三郎)、2位:織田裕二(踊る大捜査線)、3位:水谷豊(相棒)という結果に。平成の刑事ドラマは昭和のアクション重視から知的推理・リアルな警察組織描写へと進化し、長期シリーズ化とバディもの文化を確立。台場の知名度向上や連ドラ映画化ブームの先駆けなど社会的影響も大きく、平成後期にはSF要素や女性刑事の活躍が特徴的で、令和へと続く刑事ドラマの基礎を築きました。

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